令和8年度 校長室より
「正しく恐れて 正しく備える」~子どもたちの生命を守る~
9月1日(火)、本校では防災の日に合わせて、「防災総合訓練」を実施しました。想定は地震から火事となり、その後津波警報が発表されるというものです。津波警報が出た際は垂直避難として、深堀中学校に避難するというものです。幼児児童生徒の表情は、真剣そのものです。訓練と分かっていても、サイレンや放送を聞くと緊張感が高まります。そして、教職員の姿も真剣そのものです。緊張感が増します。
幼児児童生徒の避難は、問題なくすばらしかったです。講評で私から「災害は『いつ』、『どこで』起こるか分からない。だからこそ、『いつ』、『どこで』起こっても大丈夫なように、心と体の準備をお願いします。」と話しました。
そして、実際に起こったときは、落ち着いて、①さわがない、②勝手に行動しない、③自分の身を守る、④静かに速やかに避難することができるように、避難のきまりである『おはしも』の話もしました。私の話を聞く子どもたちの目が心強く感じました。
近年は、異常気象による高温や集中豪雨により、熱中症や川の氾濫、洪水の危険性が高まり、また、地震や津波といった災害も身近なものとなっています。
そのような状況の中で、学校としては、幼児児童生徒の生命を守るという、重大な使命があります。災害に負けない、災害に強い学校として、危機への予見・回避・処置を実施するとともに、個々の幼児児童生徒が、自らの生命は自ら守るという信念のもと行動できるようにすることが、防災教育の大きな柱であります。
また、本校では「防災備品展示」を行いました。体育館のステージには、段ボールベット、寝袋、エア枕、非常食、簡易トイレ等々が展示され、幼児児童生徒は直に目にすることや触ることができ、防災意識を高めることができました。
子どもたちの力作の背景に~「夏休み作品展」~
体育館に向かう渡り廊下に、子どもたちが夏休み期間中に作成、制作した作品が「夏休み作品展」として展示されています。
どの作品も、子ども個々の個性が発揮されたものとなっています。特に、今年は力作ばかりでした。つまり、時間と手間をかけて完成させたことが伺えました。そして、その作品の着眼点、発想に驚かされます。
作品名カードに書かれた内容を見ると、子ども個々の作成や学習の意図がしっかり書かれていました。「大きさとざいしつのちがうペットボトルでつくってみました。」、「まどを上手にはることができました。」、「水族館をイメージして、シールをはりました。」、「絵の具をぬるのが楽しかっです。」、「だいすきなミッキーとミニーをかきました。」、「キラキラの色をつけました。」、「一番大へんだったところは、牛乳パックにいたチョコアイスのはこをつけて、ビー玉がころがる道を作ることが大へんでした。」、「ビーズをつけるのがむずかしかったです。」、「かざりをのせるのがたのしかった。」など、想像力を働かせて、作品を完結させたことが伺えました。
そして、家族の方々の支援もあったことが伺えます。保護者の皆様の御協力ありがとうございます。
昨今、夏休みの宿題の定番であった自由研究がなくなったり、その自由研究をやるもやらないも自己選択としたりという報道がされていました。自由研究の良さは、子ども個々の着眼、発想(興味関心)からスタートし、試行錯誤、創意工夫を繰り返し、想像力を働かせて作品や学習を完結させることにあります。そして、そこには親子で協力して取り組むというも含まれます。この過程には多くの得難い学びがあります。
このような学習過程を、しっかり子どもたちに味わわせていきたいと、「夏休み作品展」を見ながら切に思いました。この後、深堀小学校との「交流作品展(9月7日~11日)」も行われます。
保護者の皆さんの御理解と御協力にも感謝申し上げます。
子どもたちの笑顔は、教職員を笑顔にさせます~第2学期始業式に当たり~
8月26日(水)、令和8年度第2学期の始業式を行いました。
第1学期の終業式で、幼児児童生徒と約束した「8月26日(水)に、元気に会いましょう。」をしっかり守って、元気に登校してくれました。
今学期、小学部3年生に転入生を迎えました。小学部3年生は3名となり、迎える側も新しい友達ができて、大変喜んでいました。3名でお互い助け合い、切磋琢磨し、楽しい学校生活を送ってほしいと思います。『ようこそ、函館聾学校へ!』
始業式では冒頭、幼児児童生徒に「夏休みはどうでしたか?」と尋ねると、「楽しんだ」、「元気だった」、「充実していた」といった答えが返ってきました。ある生徒は「つまらなかった」、「ひまだった」と正直に答えてくれました。つまらないという感情もひまな時間も貴重な経験です。良い夏休みを過ごしていたことが伺えました。
そんな夏休みを、幼児児童生徒と振り返るとともに、今日からの第2学期に頑張ってほしいことを確認しました。
第1学期の終業式において、32日間の夏休みに気を付けてほしいことを伝えました。『自分自身を大切にする夏休み』として、(1)命を大切にすること、(2)犯罪行為・不良行為をしないこと、(3)交通事故や屋外レジャー(水)の事故に気を付けること、(4)規則正しい生活を送ること、の4点でした。気を付けることができたこと、難しかったことなど、それぞれが振り返ってくれました。この4点は、これからも大切なことですので、意識して生活してほしいことを伝えました。
続いて、第2学期に『皆さんに頑張ってほしいこと』を話しました。それは引き続き、『凡事徹底』です。『凡事徹底』とは、「何でもないような当たり前のことを徹底的に行えること」です。子どもたちには、当たり前のことを自然に徹底的に行える人になってほしいと思います。この当たり前のこととは、あいさつや返事、学習や練習、掃除、人とのかかわりなど、ごくごく日常の当たり前のことを指します。その当たり前を実践するためには、素直にあいさつや返事ができること、集中して根気強く学習や練習、掃除などができること、やさしい気持ちで人とのかかわりがもてることという、「素直さ」、「集中力」、「根気強さ」、「やさしい気持ち」が必要になります。ということを再確認しました。
子どもたちの笑顔が学校に戻ってきました。その笑顔を見る教職員も笑顔になります。 第2学期も幼児児童生徒が、安全安心な学校生活を送ることができるようにするとともに、有意義な教育活動が展開できるように、教職員一同努めてまいります。
引き続き、保護者の皆様や地域、関係機関の方々の御理解との御協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
1学期の幼児児童生徒の頑張り『凡事徹底』〜第1学期終業式に当たり〜
7月24日(金)、令和8年度第1学期の終業式を迎えました。 第1学期のすべての教育活動を無事に終えられましたこと、 保護者や関係機関の皆様及び地域の方々の御理解と御協力、 御尽力のお陰であります。感謝申し上げます。 ありがとうございました。
終業式では、4月の始業式を振り返りました。私の大好きな言葉『 凡事徹底(ぼんじてってい)』と、大好きな人『イチロー』 さんを紹介したこと、そして、 イチローさんの凡事徹底を物語る話をしたことを、 想起させました。
『凡事徹底』とは、「 何でもないような当たり前のことを徹底的に行えること」です。子 どもたちには、 当たり前のことを自然に徹底的に行える人になってほしいと思います。この当たり前のこととは、あいさつや返事、学習や練習、 掃除、人とのかかわりなど、 ごくごく日常の当たり前のことを指します。
その当たり前を実践するためには、 素直にあいさつや返事ができること、 集中して根気強く学習や練習、掃除などができること、 やさしい気持ちで人とのかかわりがもてることという、「素直さ」 、「集中力」、「根気強さ」、「やさしい気持ち」が必要になります。という話をしたことを確認しました。
そして、1学期の幼児児童生徒それぞれの頑張り『凡事徹底』 を紹介しました。
中学部は毎日の読書です。毎朝読書をしています。 読書は世界を広げます。 是非家庭生活も含めて続けてほしいと思います。
また、3年生は修学旅行のしおりから、①5分前行動をする、②あいさつを自分から言う、③ お礼を自分から言う、というとても大切なことを意識しています。 当たり前のことですが、 この当たり前を当たり前にできるようになることを目指しましょう 。
小学部3年生は「考える3年生」です。考えることの大切さを、 児童なりにわかってくれています。これも続けてくださいね。
2年生は毎日の気持ちの良いあいさつです。 隣の深堀中学校の校長先生から気持ちの良いあいさつで、 私も手話を覚えてしまいましたというお言葉をいただきました。
1年生は毎日元気に学校に通うことです。 2人とも学校が大好きです。 入学してから欠席はたった1日だけでした。 校長先生は大変うれしいです。
6年生は下級生を優しく世話してくれました。 さすが小学部一番のお姉さんです。 その優しい気持ちをずっと忘れないでください。
4年生ははじめと終わりのあいさつとひらがなを覚えました。 しっかりとしたあいさつは気持ちが良いです。また、 ひらがなを覚えて発音がきれいになりました。 日頃の学習の成果ですね。
幼稚部5歳児は何でもチャレンジして、 さかあがりや跳び箱にチャレンジして大成功でした。
4歳児は、毎日元気に遊ぶことです。 毎日思い切り遊べることはすごいことなんです。
それぞれの凡事徹底を紹介しました。一年間意識して取り組んでほ しいと思います。期待しています。
第2学期の始業式は8月26日(水)となります。 子どもたちと始業式の日に元気に会うことを約束しました。 約1ヶ月間の夏休み、子どもたちに大きな事故やけが等なく、 有意義な期間となってくれることを願っています。 元気に始業式に会いましょう!
性の正しい知識を~中学部「思春期教室」実施~
7月16日(木)中学部の「思春期教室」が行われました。講師に湯の川女性クリニックの小葉松洋子医師をお招きして、性行為、性病、性暴力などの話をしてもらいました。生徒たちは最初は恥ずかしそうな様子もありましたが、医師の話を聞くうちに真剣な表情となっていきました。
コンドームやビルの役割や避妊はパートナー2人で行うものという、性の知識や対応を学ぶことは大切なことであります。間違った情報や断片的な知識による性の失敗をなくせるよう、今回の学びを生かしてほしいと思います。