御 挨 拶

                  北海道函館聾学校 校長 飯 出 広 行

 

 北海道函館聾学校のホームページを御覧いただきありがとうございます。

 本校は、北海道南部に位置する歴史と伝統のある街及び全国的な観光地である函館市にあります。渡島・檜山管内を校区とする、聴覚障がい特別支援学校(聾学校)です。

 今年度は、幼稚部2名、小学部6名、中学部5名、合計13名の幼児児童生徒が在籍しています。少人数のメリットを生かした教育を行っています。『「実物・実体験・本物・優れたもの」に触れさせる教育活動』をキーワードに、学ぶ喜びを実感できる授業改善に努めるとともに、自ら考え、判断し、表現できる資質・能力の育成を図ります。また、経験に裏付けられた言語力を身に付け、身に付けた言語力を基盤とした確かな学力の向上を図り、幼児児童生徒の自立と社会参加を目指しています。

 本校は今年度、創立130周年を迎えます。北海道の特別支援教育の発祥の地としての誇りと伝統を胸に、函館盲学校とともに記念事業に取り組んでまいります。運動会と学習発表会を記念行事「創立130周年記念」として実施します。また、記念誌や記念品の作成、式典の開催等々、在校生や卒業生、及び学校関係者等がともに喜び合い、お祝いする機会としたいと思います。

 

 今年度の本校の「学校教育目標」及び「本年度の重点」は以下のとおりです。

 

〇 学校教育目標

 ・すすんで知識・技能を磨き、課題を解決する子どもを育てる。(知識・技能)

 ・よく考え、判断し、適切に表現する子どもを育てる。(思考力・判断力・表現力)

 ・すすんで学び、たくましく生きる、心豊かな子どもを育てる。(学びに向かう力・人間性等)

 

〇本年度の重点

 ・「実物・実体験・本物・優れたもの」に触れさせる教育活動を効果的に推進する。

 ・言語指導・教科指導を充実させ、確かな学力の形成を図る。

 ・ボランティアバンクを活用した地域学校協働活動で効果的な教育活動を推進する。

 ・教職員の指導技術と専門性の向上を図る研修を充実する。

 ・ICTを活用した教育実践を更に推進し、教育効果を高める。

 ・安全・安心な教育環境で教育活動を推進する。

 ・質の高い教育活動と効率的な働き方を実現する。

 

 これらの目標や重点の実現のためには、保護者や地域、及び関係機関の皆様の御理解と御協力が必要であります。具体的には「ボランティアバンク」に代表されるように保護者や地域の方々との一体となった地域学校協働活動の活性化によって、教職員も含め『チーム函館聾学校』として、一丸となって教育活動を進めていきたいと思います。引き続き、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

 

 本ホームページでは、教育内容や教育活動を随時更新してまいりますので、御意見や御感想がありましたら、電子メールやFAX等にてお寄せいただければ幸いに存じます。

 1年間、どうぞよろしくお願いいたします。

                              

                               令和7年4月1日

令和7年度 学校経営方針等について