ご 挨 拶

                                

北海道函館聾学校 校長 門 眞 義 弘

 

 北海道函館聾学校のホームページを御覧いただきありがとうございます。
 本校は、美しい夜景やおいしい食べ物、歴史と伝統で全国的に人気の高い観光地である函館市にあります。北海道南部に位置し、渡島・檜山管内という広い地域を校区にもつ、聴覚障がい特別支援学校(聾学校)です。
 今年度は、幼稚部3名、小学部6名、中学部4名、合計13名の子どもたちが在籍し、少人数のメリットを生かした教育を行っています。『「実物・実体験・本物・優れたもの」に触れさせる教育活動』をキーワードに、経験に裏付けられた言語力を身に付け、身に付けた言語力を基盤にして確かな学力の向上を図り、自立と社会参加を目指しています。
 また、乳幼児相談室では、聴覚障がいのある乳幼児(0歳から3歳)とその保護者や、御家族への支援を行っています。
 本校の歴史は古く、令和7年度に創立130周年を迎えます。今年度は、その準備として、子どもたちの参加による本校の「マスコットキャラクター」を作成したり、これからの函館聾学校に残す記念の常設看板に記載する「未来へのことば」を考えたりする予定です。また、本校の興味深い歴史に触れていただくため、本校ホームページの校長のページには、本校の歴史を紹介する動画を掲載しています。是非、御覧ください。(3分程度です。)地域の皆様、後援会、同窓会の皆様に支えられ、これまでもこれからも、一意専心、聴覚障がいのある子どもたちの教育に取り組んでまいります。
 今年度の本校の「学校教育目標」及び「本年度の重点」は以下のとおりです。

 

〇 学校教育目標
 ・すすんで知識・技能を磨き、課題を解決する子どもを育てる。(知識・技能)
 ・よく考え、判断し、適切に表現する子どもを育てる。(思考力・判断力・表現力)
 ・すすんで学び、たくましく生きる、心豊かな子どもを育てる。(学びに向かう力・
人間性 等)

 

〇本年度の重点
 ・教職員の指導技術と専門性の向上を図る研修を充実する。
 ・「実物・実体験・本物・優れたもの」に触れさせる教育活動を推進する。
 ・言語指導・教科指導を充実させ、確かな学力の形成を図る。
 ・コミュニティ・スクールの仕組みを活用し、教育の質の向上に取り組む。
 ・教育的効果を高めるため、ICTを活用した授業実践を充実する。
 ・安全・安心な教育環境づくりと教育活動を充実する。
 ・質の高い教育活動と効率的な働き方を実現する。

 

 これらの実現のためには、保護者の皆様、地域の皆様とともに教職員が一丸となって教育活動を進めていく必要があります。
 予測困難な時代を生き抜く子どもたちの力を育んでいくために、今後とも本校および本校幼児児童生徒への、一層の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。
 本ホームページでは、教育内容や教育活動を随時更新してまいりますので、御意見や御感想がありましたら、電子メールやFAX等にてお寄せいただければ幸いに存じます。
 今年1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
                                 令和6年4月1日

 

令和6年度 学校経営方針等について