「夏休み作品展」~子どもたちの発想力と想像力~

    体育館に向かう渡り廊下に、子どもたちが夏休み期間中に作成、制作した作品や学習の成果が「夏休み作品展」として展示されています。
 どの作品も、学習の成果も、子どもたちの個性が発揮されたものとなっています。改めて、子どもの着眼点発想に驚かされます。
 作品名カードに書かれた内容を見ると、子ども個々の作成や学習の意図がしっかり書かれていました。「わりばしでつくった中世のベット」、「YouTubeを見ながらつくったクレーンゲーム」、「段ボールでつくった煉獄杏寿郎の日輪刀」、「ビーズ(びいず)のきらきらかざり」、「海で拾ったものを材料としたクラゲのウィンド・チャイム」、「木の板に絵の具を塗ったいろいろな色の家」、「拾って付けて染めてつくったなつのうみ」、「歯ブラシでトントンしたアイス屋さん」、「布をきれいに切るのがむずかしかったちょ金ばこ」など、想像力を働かせて作品を、学習を完結させたことが伺えました。
 

 昨今、夏休みの宿題の定番であった自由研究がなくなったり、その自由研究をやるもやらないも自己選択としたりという報道がされていました。自由研究の良さは、子ども個々の着眼発想(興味関心)からスタートし、試行錯誤創意工夫を繰り返し、想像力を働かせて作品や学習を完結させることにあります。この過程には多くの得難い学びがあります。
 夏休みの宿題や自由研究という問題はさておき、このような学習過程を、しっかり子どもたちに味わわせていきたいと、「夏休み作品展」を見ながら切に思いました。
 保護者の皆さんの御理解と御協力にも感謝申し上げます。